不正咬合
うさぎの歯は、月に1センチずつ永久に伸び続けます。
その時に、食事や噛み方によって正常なかみ合わせができなくなってしまう疾患のことを「不正咬合」といいます。
食事の内容がペレットだけで、牧草などを与えないために歯を削ることができなかったり、 ケージをかじることにより、歯が曲がって上下の歯がかみ合わなくなると、そのまま伸びて、舌や頬の粘膜に伸びて傷つけてしまいます。
そして、さらに口内炎になってしまうこともあります。
- 食欲がなくなりペレットを残す
- よだれをたらす
- 口から餌を落とす
などの症状があれば、不正咬合を疑ってみてください。
治療方法としては、エックス線などで歯の状態を見ます。
門歯であれば歯を切るだけですが、臼歯(奥歯)まで不正咬合があると、全身麻酔をして歯を切断しなくてはなりません。
不正咬合は、一度なると生涯治療を続けなければならなくなります。
なので、不正咬合にならないために予防策が重要です。
- 牧草・わらを与えて臼歯をすりつぶす習慣をつける
- かじり木を与える
- 日光浴をきちんとする
などが有効です。
特に、日光浴はビタミンDの生成促進、カルシウム不足による歯の異常を防ぐのに有効です。
積極的に取り入れましょう。