食欲不振
うさぎがかかる病気で、もっとも多いのは「食欲不振」といわれています。
食欲不振といっても原因は「不正咬合」(かみ合わせ不良)や「胃腸の働きの低下」や「毛玉症」など多様で、その治療方法が異なります。
誤った治療をしてしまうと、逆に症状を悪化させてしまう可能性がありますので注意が必要です。
一番多いのは、環境の変化によりストレスと感じて胃腸の働きが悪くなるパターンです。
特に「うさんぽ」などで外出した時に強いストレスを感じて、帰宅後に食欲をなくしてしまう、というものです。
その子の大好物(おやつ)などを与えて、栄養を摂取しつつ、できるだけ早く動物病院に連れて行き、食欲増進の薬を処方してもらうのがよいでしょう。
かみ合わせ不良が原因の場合は、食欲はあるのですが、歯が伸びすぎたことにより口の中を傷つけてしまい、痛くて食事をとれないという状態なので、歯の伸び具合を見てみましょう。
病院で歯を削ってもらう処置が必要です。
毛玉症によるものの場合は、お腹に飲みこんだ毛が溜まってしまい、お腹を詰まらせてしまっています。
ぷるぷると小刻みに震えたり、急に元気がなくなったりしたら、毛玉症が原因である可能性があります。
病院で投薬または開腹手術で毛玉を取りだす必要があります。
普段から食物繊維の豊富な牧草の摂取やブラッシングをまめに行いましょう。